終活という言葉@産経ニュース

2017年6月28日

終活を女性行政書士が支援 奈良に専門オフィス 遺産、葬儀…細やかに

 

人生の終わりをより良いものにするため、事前に本人が準備を行う「終活」が話題となっている。県内でも、女性行政書士がサポートする唯一の終活専門オフィス「行政書士 オフィス彩り」が奈良市三碓に開設。利用者の希望に応じ、きめ細やかなサービスの提供に取り組んでいる。

「オフィス彩り」は高齢化社会に則し、高齢者の生活に密着したサービスを提供しようと、行政書士の本國和奈さん(31)が昨年2月に開設。本國さんは「家族と疎遠になっていたり、『身内や近所の人に迷惑をかけたくない』と考える高齢者の方は多い。『誰に相談していいのかわからない』という方の受け皿になれれば」と話す。

「終活」といえば、人生の終焉(しゅうえん)である葬儀や墓、遺言などのイメージが強いが、ここで扱う業務はまさに「雑務」。一人暮らしで買い物や片付けがままならない、身体が不自由で入退院の際の入院手続きが大変…など、高齢者が抱えるさまざまな問題や不安に応じた“便利屋”として活動しているという。

現在の顧客は、70~80代の約10人。買い物の代行から通帳管理、入院・入所先でのサポートなど、あらゆる要望に応じている。「入退院手続き」や「葬儀や墓をどうすればよいのか」などの相談は、本人や配偶者のほかソーシャルワーカーやケアマネジャーからも寄せられているという。

法律のプロである行政書士という専門性を生かし、相談を受けると証明力・執行力のある「公正証書」を作成。約2週間後からサービスを提供する。遺言書の作成や遺産問題のほか、相談者本人や配偶者が死亡した際の葬儀の手配にも対応。認知症と診断された人も利用が可能だ。

利用者からは「身内が亡くなったときは、何から手をつければいいのかわからなかったが、親身に相談にのってくれて助かった」との声も。本國さんは「『配偶者が寝たきりでどうすればよいか』『財産の管理をしてほしい』など、さまざまな相談を気軽にしていただければ」と話す。

利用料金は月7800円~。初回の相談は無料。受付は午前9時~午後6時。

出典:http://www.sankei.com/